透明感のあるデザインと、ほかのAndroidスマートフォンとは少し違う操作画面が特徴の Nothing Phone (4a)。実際に使ってみると、Web閲覧やSNS、動画視聴などの普段使いでは、 大きな問題を感じませんでした。
カメラについても、端末の価格を考えれば上出来です。 広角カメラだけでなく望遠カメラも搭載されているため、 日常の写真から離れた場所にある建物の撮影まで幅広く楽しめます。
一方で、Nothing独特のホーム画面やアイコンは、 一般的なAndroidスマートフォンと見た目がかなり異なります。 最初は目的のアプリを探すのに時間がかかり、慣れるまで少し戸惑いました。
この記事では、Nothing Phone (4a)を実際に使って感じた良い点と気になった点、 東京都庁を1倍と7倍で撮影したカメラ作例を紹介します。 Phone (3a)とPhone (4a) Proとの比較も行います。
Nothing Phone (4a)の主な特徴
Nothing Phone (4a)は、Snapdragon 7s Gen 4を搭載したミドルレンジモデルです。 約6.78インチの1.5K AMOLEDディスプレイ、5,080mAhのバッテリー、 最大50Wの急速充電に対応しています。
背面カメラは、広角、超広角、ペリスコープ望遠の3眼構成です。 望遠カメラは3.5倍の光学ズームに対応しており、 最大70倍まで被写体を拡大できます。
OSにはAndroid 16をベースにしたNothing OSを採用しています。 3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートが案内されているため、 短期間で買い替えずに使いたい人にも選びやすい内容です。
- Snapdragon 7s Gen 4による、普段使いに十分な処理性能
- 約6.78インチの高精細な1.5K AMOLEDディスプレイ
- 50MPのペリスコープ望遠カメラ
- 3.5倍光学ズームと最大70倍ズーム
- 通知を光で知らせる「Glyph Bar」
- IP64の防じん・防滴性能
- Nothingらしい透明感のある背面デザイン
開封・付属品をチェック
外箱は白を基調に、カメラ部分を大きく見せたデザインです。 箱の段階からNothingらしい個性が感じられます。
箱の裏側にもNothingらしい文字やメッセージが配置されており、 一般的なスマートフォンのパッケージとは違った雰囲気があります。
今回使用したホワイトモデルは、 内部構造を思わせる模様が見える背面が印象的です。 派手な色ではありませんが、 一般的なスマートフォンとはひと目で違いが分かります。
透明ケースを装着すれば、Nothingらしい背面デザインを隠さずに本体を保護できます。 カメラ部分が横長にまとめられており、機械的な雰囲気があるのも特徴です。
普段使いの動作は問題なし
実際に使ってみた範囲では、Webページの閲覧、SNS、メッセージ、 動画視聴、写真撮影といった普段の操作で大きな不満はありませんでした。
アプリの起動や画面の切り替えもスムーズで、 日常用スマートフォンとして十分な使い心地です。 複数のアプリを切り替えながら使う場合でも、 普段使いの範囲なら問題ありません。
SNSを見ながらブラウザで検索したり、 メッセージアプリと地図を切り替えたりするような使い方も快適です。 動画視聴やネットショッピングなど、 多くの人が日常的に行う操作であれば十分な性能があります。
ただし、Nothing Phone (4a)は最高性能を競うハイエンドモデルではありません。 高い画質設定で重い3Dゲームを長時間遊ぶ人や、 本格的な動画編集をスマートフォンだけで行う人は、 より上位のスマートフォンを検討した方が安心です。
一方で、連絡、検索、ネットショッピング、地図、SNS、動画視聴などが中心なら、 性能不足を強く意識する場面は少ないでしょう。 普段使いを中心に考えるなら、十分に実用的な性能です。
画面は高精細で見やすい
約6.78インチのAMOLEDディスプレイは、 Webページや動画を大きな画面で楽しみたい人に向いています。 1.5Kの高解像度に対応しているため、文字や写真も細かく表示できます。
SNSやニュースサイトの文字も読みやすく、 写真や動画は色鮮やかに表示されます。 画面が大きいため、動画を横向きで視聴すると見やすく、 電子書籍やWeb記事を読む用途にも使いやすいと感じました。
一方で、大画面のスマートフォンなので、 片手だけですべての操作を行うのは難しい場合があります。 文字入力や画面上部の操作では、両手を使った方が安定します。
Nothing独特のホームアイコンは慣れが必要
使い始めて気になったのが、Nothing OS独特のホーム画面です。 モノクロを中心としたアイコンは統一感があり、 ホーム画面をすっきり見せられます。
Nothingのデザインが好きな人にとっては魅力的ですが、 多くの人はアプリをアイコンの色や、 いつものマークで覚えています。
Nothing独特のデザインになると、 最初は目的のアプリを見つけにくく感じます。 私もNothing独特のホームアイコンに慣れるまでに時間がかかりました。
見た目の個性はNothingの大きな魅力ですが、 購入直後から誰でも迷わず使えるデザインとは言いにくい部分です。 特にアプリを多くインストールしている場合は、 目的のアプリを探すのに時間がかかることがあります。
よく使うアプリをホーム画面の1ページ目にまとめたり、 用途ごとにフォルダを作ったりすると使いやすくなります。 フォルダ名を分かりやすく設定するのも有効です。
アイコンの位置を覚えれば、統一感のある画面が心地よく感じられるようになります。 Nothingらしさを楽しむためにも、 最初にホーム画面を自分が使いやすいように整理しておくのがおすすめです。
カメラは価格を考えれば上出来
Nothing Phone (4a)のカメラは、 日常の記録や旅行先での撮影なら十分に楽しめます。 今回は、東京都庁を1倍と7倍で撮影しました。
撮影時は雨が降っており、空が白く、 建物にも霧がかかる難しい条件でした。 そのような状況でも、1倍では建物と周囲の緑を自然な範囲で写せています。
1倍:風景全体を記録しやすい
1倍の写真は、東京都庁だけでなく、 手前の広場や周囲の緑まで画面に収まっています。 撮影場所の雰囲気をそのまま残しやすい画角です。
曇天のため空は白くなっていますが、 木々の緑は不自然に強調されておらず、 全体として見やすい写真になっています。
建物、木々、濡れた路面の明るさも大きく崩れていません。 雨の日の暗い場面でも、何を撮影したのか分かりやすく残せています。
旅行や街歩きで何気なく撮影する場合は、 1倍が最も扱いやすいでしょう。 撮影するたびに細かい設定を変更しなくても、 見やすい写真を残しやすいと感じました。
7倍:遠くの建物を大きく写せる
7倍にすると、1倍では小さかった東京都庁の上部を 画面いっぱいに捉えられます。 窓の並びや屋上のアンテナも確認でき、 離れた場所にある被写体を記録したいときには便利です。
一方で、建物の輪郭や細部は1倍よりも柔らかくなっています。 白っぽい空と建物の境界も少し曖昧です。 雨や霧の影響もありますが、 高倍率になるほど画質が落ちる点には注意が必要です。
Nothing Phone (4a)の望遠カメラは、 3.5倍が光学ズームです。 今回の7倍撮影ではデジタル処理も併用されるため、 細部を拡大すると画像の粗さが分かりやすくなります。
それでも、SNSへの投稿や記録写真として見るなら十分に使える画質です。 遠くにある建物の形や特徴を残す用途であれば、 7倍ズームも便利に使えます。
価格を考えれば、カメラ性能は上出来だと感じました。 画質を優先する場合は、 1倍から3.5倍付近を中心に使うのがおすすめです。
Phone (3a)・Phone (4a)・Phone (4a) Proを比較
3機種の中で、Phone (4a)は価格と性能のバランスを重視した標準モデルです。 Phone (3a)からは、処理性能、画面の精細さ、 望遠カメラなどが進化しています。
Phone (4a) Proは、より高性能なSoC、 Sony製センサーを採用したメインカメラ、 Glyph Matrix、IP65対応などが主な違いです。
| 比較項目 | Phone (3a) | Phone (4a) | Phone (4a) Pro |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 旧世代の標準モデル | 価格と性能のバランス型 | カメラ・質感重視の上位モデル |
| SoC | Snapdragon 7s Gen 3 | Snapdragon 7s Gen 4 | Snapdragon 7 Gen 4 |
| ディスプレイ |
約6.77インチ FHD+ AMOLED |
約6.78インチ 1.5K AMOLED |
約6.83インチ 1.5K AMOLED |
| 背面カメラ |
50MP広角 50MP望遠 8MP超広角 |
50MP広角 50MPペリスコープ望遠 8MP超広角 |
Sonyセンサー採用50MP広角 50MPペリスコープ望遠 8MP超広角 |
| 光学ズーム | 2倍 | 3.5倍 | 3.5倍 |
| 最大ズーム | ― | 最大70倍 | 最大140倍 |
| バッテリー | 5,000mAh | 5,080mAh | 5,080mAh |
| 有線充電 | 最大50W | 最大50W | 最大50W |
| 防じん・防滴 | IP64 | IP64 | IP65 |
| 背面機能 | Glyph Interface | Glyph Bar | Glyph Matrix |
| おすすめの人 |
セールや中古で 安く購入したい人 |
普段使いとカメラを バランス良く楽しみたい人 |
性能、カメラ、本体の質感を 重視する人 |
※仕様やメモリ構成、バッテリー容量などは販売地域によって異なる場合があります。 価格は変動するため、購入時に公式サイトや販売店で確認してください。
Phone (3a)がおすすめの人
最新モデルにこだわらず、 セールや中古で価格を抑えたい人にはPhone (3a)も候補です。 普段使いに必要な性能は備えています。
ただし、望遠は2倍で、 画面解像度やSoCもPhone (4a)の方が新しくなっています。 Phone (3a)とPhone (4a)の価格差が小さい場合は、 Phone (4a)を選んだ方が長く使いやすいでしょう。
Phone (4a)がおすすめの人
性能、カメラ、価格のバランスを重視する人には、 Phone (4a)が最も選びやすいモデルです。
3.5倍のペリスコープ望遠を搭載しているため、 旅行先の建物や少し離れた被写体も撮影しやすく、 Phone (3a)からの進化を実感しやすくなっています。
普段使いの快適さを確保しながら、 Nothingらしいデザインやカメラも楽しみたい人に向いています。
Phone (4a) Proがおすすめの人
ゲームや重い処理にも余裕が欲しい人、 メインカメラの画質や本体の質感を優先する人には、 Phone (4a) Proが向いています。
Glyph MatrixもProならではの特徴です。 防じん・防滴性能もIP65に強化されています。
ただし、日常的な連絡やSNS、動画視聴が中心なら、 Phone (4a)でも十分と感じる人は多いでしょう。 Proとの価格差を確認してから選ぶのがおすすめです。
良かった点と気になった点
良かった点
- 普段使いでは動作に大きな問題がない
- 価格を考えるとカメラは上出来
- 3.5倍望遠で撮影の幅が広い
- 背面デザインに強い個性がある
- 高精細なAMOLED画面が見やすい
- ほかのAndroidスマートフォンと見た目が被りにくい
気になった点
- Nothing独特のホームアイコンに慣れが必要
- 7倍では細部が少し柔らかくなる
- 最高設定で重いゲームを遊ぶ用途には向かない
- 一般的なAndroidから移行すると最初は戸惑いやすい
どのような人に向いているのか
Nothing Phone (4a)は、次のような人に向いています。
- 普段使いで困らない性能が欲しい人
- 個性的なデザインのスマートフォンを使いたい人
- 広角だけでなく望遠撮影も楽しみたい人
- Phone (4a) Proほどの性能は必要ない人
- 一般的なAndroidとは違うホーム画面を楽しみたい人
- 価格とカメラ性能のバランスを重視する人
一方で、最高画質で重いゲームを遊びたい人や、 高倍率ズームでも細部まできれいな写真を撮りたい人には、 より上位のスマートフォンが向いています。
また、アプリのアイコンを色で覚えている人は、 Nothing独特のホーム画面に慣れるまで時間がかかる可能性があります。
まとめ
Nothing Phone (4a)は、見た目の個性だけでなく、 普段使いに必要な性能をしっかり備えたスマートフォンです。
Web閲覧、SNS、動画視聴などは快適で、 カメラも価格を考えれば上出来です。 1倍は日常の記録に使いやすく、 7倍も遠くの建物を大きく残したい場面で役立ちます。
注意したいのは、Nothing独特のホーム画面とアイコンです。 最初はアプリを探しにくく感じるかもしれませんが、 よく使うアプリの配置を整えながら使えば、次第に慣れていきます。
Phone (3a)よりも新しい処理性能や望遠カメラを求めつつ、 Phone (4a) Proほどの性能や価格までは必要ない人にとって、 Phone (4a)はバランスの良い選択肢です。
定番メーカーとは違うスマートフォンを使いたい人や、 デザインとカメラの両方を楽しみたい人には、 魅力のあるモデルだと感じました。

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